2010年3月30日火曜日

桜守


広沢の池にほど近い、16代佐野藤右衛門さんの庭(?)に行ってまいりました。


祇園にある円山公園の枝垂桜も佐野藤右衛門さんが桜守として管理しているそうです。
実はあの枝垂桜は実は2代目で、先代の枝垂桜は、昭和22年に枯れてしまったそうです。
14代目の佐野藤右衛門さんが先代の枝垂桜から種をもらい育て、戦後まで無事に残ったのが4本。
3本を京都市に寄附したのですが、1本は火事で焼け、1本は枯れ、現在残っているのは円山公園の枝垂桜のみとなったそうです。(上の写真の桜は祇園にある円山公園の枝垂桜の分木)



14代佐野藤右衛門さんが無類の桜好きで、日本各地にある名桜を後世に残すには、その跡継ぎを作っておかねばと日本中、それこそ千島や樺太までも渡って、接ぎ穂をもらって歩いた桜が所狭しと植えられています。全国の様々な桜があるためここは、いつ来てもどれか一本は咲いているそうです。

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